銀行融資の資金使途③ 季節資金

季節資金とは

季節に応じて売上高が大きく変動する会社は、あらかじめ売上高の大きくなる季節に備えて集中的に商品を蓄えたり、製造したりする必要があります。

しかしながら、その商品を仕入れたり、製造したりするのは、売上高の小さい季節ですので、資金が不足しがちです。

また、仮に充分な商品を仕入れることができ、あるいは製造することができても、これが売上となりキャッシュとして回収できるのは、売上の大きくなる季節となりますので、そこまでの資金繰りに困りがちです。

こうした、売上の季節変動により生じる資金需要を、季節資金といいます。

季節資金への融資は、商品が売り上げとなって回収される、売上の大きくなる季節を期日として、期日一括返済の手形貸付で融資が実行されるのが一般的です。

季節資金の借り方

季節物の商品は、仮に売れ残った場合には陳腐化が早く、不良在庫となりやすいため、銀行は、その会社の販売・仕入計画が妥当なものかどうかを慎重に確認します。

したがって、販売・仕入計画を落とし込んだ資金繰り表、過去数年間の月ごとの販売・仕入の推移がわかる資料の提出が有効です。

なかなかこれらの作成は大変ですが、一度季節資金として融資を受けると、銀行にその会社が季節資金の需要があることが資料として残り、翌年以降はその時期に融資を受けやすくなったり、業績次第では、その時期が近付くと銀行の方から融資の提案を行ってくることもあります。