創業融資において運転資金と設備資金とではどちらが借りやすいのか

銀行にとって大切なことは、貸したお金が利息とともに返ってくること

銀行は、

  • 貸したお金を確実に回収できること(安全性の原則)
  • 貸したお金が融資先の成長のために適切に利用されること(成長性の原則)

等の原則に基づき融資を行うため、融資審査上、資金使途が明らかにされていることを重要視しま

 

この点、設備資金は、特定の資産の購入に充てられる(=資金使途が明確である)ことから、

「運転資金よりも設備資金の方が借りやすい」

といわれることがあります。

 

資金使途が明らかである以上、運転資金でも設備資金でも借りやすさは同じ

しかしながら、本来、運転資金についても、資金使途を明確にすべきであり、そうしている限りにおいては、運転資金と設備資金のいずれかで融資を申し込んだ方が借りやすいといった違いはありません

 

そもそも、融資を受けるのは、事業に必要な資金が足りないためであるはずです。

したがって、「設備資金と運転資金のいずれか借りやすい方で融資を申し込む」といった発想自体にそもそも資金使途違反のおそれがあります。

それが事業の開始や成長にとって本当に必要な資金であることを説明できれば、設備資金であっても、運転資金であっても、問題なく融資を受けることができますので、心配は不要です。